空き家の残置物はそのまま売却できる?
相続した実家や空き家を売却したいと考えたとき、 「家具や家電がそのまま残っているけど売れるの?」「片付けてから売却した方がいいの?」 と悩まれる方は少なくありません。
結論から言うと、残置物がある空き家でも売却は可能です。 ただし、売却方法によって価格や売れるスピードに大きく影響するため注意が必要です。
この記事では、残置物がある空き家の売却方法、片付ける場合・そのまま売る場合の違い、 失敗しないための注意点を解説します。
残置物とは?
残置物とは、建物内や敷地内に残された家具・家電・生活用品などのことです。 相続した実家では、長年使われていた荷物がそのまま残っているケースが多くあります。
- タンス・食器棚・ベッド
- 冷蔵庫・洗濯機・テレビ
- 衣類・布団・食器類
- 仏壇・位牌・写真
- 農機具・工具・倉庫内の荷物
残置物があっても空き家は売却できる
不動産売買の対象は主に土地や建物です。 そのため、残置物があるからといって必ず売却できないわけではありません。
ただし、一般の購入希望者にとっては「片付け費用がかかる」「中の状態が見えにくい」 という不安材料になります。そのため、残置物付きで売却する場合は、 買主が不動産会社や投資家、再生事業者などに限られることもあります。
売却方法は主に3つ
1. 片付けてから売却する
最も一般的な方法です。室内をきれいにしてから売り出すことで、内覧時の印象が良くなります。
メリット
- 購入希望者に良い印象を与えやすい
- 高く売れる可能性がある
- 建物の状態を確認しやすい
デメリット
- 残置物撤去費用がかかる
- 片付けの手間が大きい
- 遠方の場合は日程調整が必要
2. 残置物付きで売却する
家財道具や荷物を残したまま、現状有姿で売却する方法です。 早く手放したい方や、片付け費用をかけたくない方に向いています。
メリット
- 片付けをせずに売却できる
- 売却までの時間を短縮できる
- 遠方の相続空き家でも進めやすい
デメリット
- 売却価格が下がる場合がある
- 買主が限定されやすい
- 契約内容を明確にしないとトラブルになる
3. 空き家マッチング・0円譲渡を検討する
老朽化が進んでいる、立地が悪い、残置物が多いなどの理由で通常の売却が難しい場合は、 空き家マッチングや0円譲渡という選択肢もあります。
「売れない空き家を手放したい」「固定資産税や管理の負担を減らしたい」 という方にとって、必要とする人へ譲る方法は有効な手段になることがあります。
残置物を残したまま売却する際の注意点
契約前に残す物・撤去する物を明確にする
残置物付きで売却する場合は、契約前に「何を残すのか」「何を撤去するのか」を明確にしておく必要があります。 曖昧なまま進めると、引き渡し後のトラブルにつながる可能性があります。
貴重品や重要書類を確認する
片付けや売却前には、重要な書類や貴重品が残っていないか確認しましょう。
- 権利証・登記識別情報
- 通帳・印鑑
- 保険証券
- 契約書類
- 遺言書・相続関係書類
仏壇・遺品の扱いに注意する
仏壇、位牌、写真、思い出の品などは、家族間で相談してから整理することが大切です。 勝手に処分してしまうと、親族間のトラブルになる場合もあります。
残置物撤去の費用相場
残置物撤去の費用は、建物の広さや荷物の量、地域、搬出条件によって変わります。
| 間取り・建物規模 | 費用相場 |
|---|---|
| 1K〜1DK | 5万円〜15万円 |
| 2LDK | 15万円〜40万円 |
| 3LDK | 30万円〜60万円 |
| 一戸建て | 50万円〜150万円 |
※上記は目安です。物量、搬出経路、家電リサイクル品の有無、車両台数などにより変動します。
相続した空き家は早めの対応が大切
空き家を放置すると、固定資産税、草木の管理、建物の老朽化、近隣トラブルなどの負担が続きます。 また、時間が経つほど建物の状態が悪化し、売却や活用が難しくなることもあります。
相続した実家や空き家は、早めに「片付ける」「売却する」「譲渡する」「管理する」 などの方向性を決めることが重要です。
よくある質問
Q. ゴミ屋敷状態でも売却できますか?
可能です。ただし一般の買主は少なくなるため、不動産会社や投資家向けの売却、 または残置物撤去後の売却を検討するケースが多くなります。
Q. 遠方に住んでいても相談できますか?
可能です。写真や住所情報をもとに概算確認を行い、必要に応じて現地確認や見積りを進めることができます。
Q. 残置物の中に売れる物がある場合はどうなりますか?
家具、家電、骨董品、農機具などは買取できる場合があります。 買取可能な物があれば、撤去費用の負担軽減につながることもあります。
まとめ
空き家の残置物は、そのままでも売却できる場合があります。 しかし、高く売りたいのか、早く手放したいのか、費用を抑えたいのかによって最適な方法は異なります。
相続した実家や空き家の残置物でお困りの場合は、 売却・片付け・0円譲渡・空き家管理まで含めて、早めに相談することをおすすめします。
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